くるくるフェチ

先月出たアニマルコレクティブのニューアルバムのジャケット。
初めてネットで見掛けた時、まさかこれがアルバムのジャケットとは思わなかった。
なんというか、分かり易いクリエイティヴィティが認められないというか、シンプルといえばそうだけど、デザインとして意図されたシンプルさとはちょっと違う気がするし。

Merriweather Post Pavilion

大きな画像で見てようやく気付きました。
これは“実用的”なジャケットな訳ですね。


これ、動くんです。うにーっと。
動くって言ってももちろん静止画なので、動いて“見える”だけ。騙し絵です。


つまりこれ、今何かの陰謀かと思う程過剰に報道されているアレを嗜むような人なんかにとっては、きっと非常に“実用的”なデザインなんだろうなと思う訳です。
アニコレって、まぁそういうバンドでしょうね。
シングル曲"My Girls"の、コールドプレイが変なキノコ食べちゃったみたいなへろへろiPOD CM風PVも彼ららしい。



で、実はこのジャケットの(というよりトリックの)作者は日本人の先生らしいのです。
立命館大学で教えてみえるんですね。
この方のホームページがすごいんですよ。


北岡明佳の錯視のページ
http://www.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/


何がすごいってその作品の点数!
学術論文から講演記録、おまけも含めてあまりに充実したコンテンツ!
手作り!
錯視によせるその計りしれない情熱!


その中で僕がはまった錯視をひとつ。


一応先にサイト冒頭の注意書きを添えておきます。

ご注意 このページには「動く錯視」(静止画なのに動いて見える錯視)が含まれています。現在まで錯視が人体に有害な影響を与えるという証拠はありませんが、車酔いなどを起こしやすい方はご注意下さい。万一気分が悪くなりましたら、速やかにこのページから退去して下さい。


http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/catalog.html

ページ下部、運動視の錯視の項目の「運動残効」という錯視。
数十秒間動画を見つめた後に別の場所に視点を移すと…


僅か数秒間、エイフェックス・ツインのPVのようなバッドトリップな世界なひろがります!
うんにょ〜〜